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音古痴新 overrising.exblog.jp

音楽中心に


by overrising

magma / kohtarkosz anteria <編集>

*書いてから読んでみたら誉めてるんだかけなしてるんだかわかんない文章になっていた。文才まるでない事に今さらながらに驚く。ってことで最後にちょっと付け足しました。

実の所、magmaはCDではそんなに熱心に追っていない。持ってないものも多いし。一番良く聞いていたのはUdu WuduとATTAHK、この2枚はmagma本来の音楽よりもっと一般的に聞き易いものだと思う。重要どころと思われる初期のものはLPなら持ってるけど随分聞いてない。毎度CDで買い直したいなぁとは思っているものの、なんとなくそのままである(オマケでもついてれば即買うんだけど)。ATTAHK以降に関しては正直そんなに好きではない。ものによっては「買って損した」と思った事もあったし、とりわけバンダーのソロ等はチョット敬遠してしまふ。

そんなこともあってあまり期待していなかったこの新作。まぁ久々のmagma名義ということもあって、ファンからは話題沸騰だったけど、出てからもしばらく「どうしようかなぁ」と思ったりしたもんだ。で、聞いてみて・・・。う〜ん、これは買って正解、っつーか買うべきでしょう。この力強さと壮大な展開はまさにmagmaならではです。magma  / kohtarkosz anteria <編集>_b0036733_20535865.jpgmagma  / kohtarkosz anteria <編集>_b0036733_2054971.jpg

ただ手放しで賞賛に値するとも思えないのはやっぱりどうも「古いなぁ」と思うところが多い(とりわけ21世紀にもなってこのリズムが延々続くのはなんだかなぁ、な気持ちがする)、それとCDになって45分程度ってのは短くないかい?短いよぉ。音楽的にはもうちょっと展開が早かったり、リズムが重かったり、あるいは楽器数の少ないパートでギターのテケテケ音がもっとクリアだったりしたら良かったんだけど、どうにもこうにも。っていうかこれ自体が1972年だか73年だかに作って録音しなかったものの焼き直しなんだから、ここでこれを古いだのなんだの言ったって当然って言われれば当然なんだけど、ただやっぱり録音し直すならもっと「今」を感じるものも入れて欲しい。いつまでも昔にこだわっているところが古くからのdie hardなmagmaファンを持続させている原動力なんだというのもわかりはするけど、なんかやっぱりちょっとあまりにもなぁ・・・。

あとやっぱり歌はブラスキーがいいなぁ、こういうのを完璧に歌いこなせるのは彼しかいない(と、しょうーもないいない者ねだりしてみる)・・・。

*で、結局どうなのか、と言うと・・・
 //もともとmagmaのファンの人は間違いなく面白いしうれしい新譜。
 //でも「聞いた事あるけどあまり好きじゃない」とか「全然知らない」人がこれを聞いて好きになる事はまずないだろう。
そんな感じだと思います。
by overrising | 2005-01-05 21:09 | music : UK/US以外の国