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音古痴新 overrising.exblog.jp

音楽中心に


by overrising

THE FANTASTIC JOURNEY IN THE BEST OF GOBLIN VOL.1

ってタイトルだとvol.2も出ちゃうんだろうか? 2枚組みでDisc1はサントラのベスト集、Disc2は1979年のライブからマークの幻想の旅が中心となっている。 当然古い。なんせ70年代なんだから新しいわけはない。しかし今聞いてもかっこいい。これ聞いてるとまたホラー映画見たくなる。

THE FANTASTIC JOURNEY IN THE BEST OF GOBLIN VOL.1_b0036733_21545575.jpgイタリアのロック、というと普通にはPFMとか、イ・プ~とか、あれあとか、まぁそんなのがいっぱい想像されるわけだけど、もしかして世界レベルで一番「人々に聞かれた音楽(バンドを意識せずに)」と言うとこのゴブリンかもしれない。

意外かも知れないけどホラー映画のサントラというのは結構売れている、 んじゃないかな。なんと言ってもエクソシストのテーマ曲なんて、あれ1枚で弱小レーベルが巨大レコード会社に発展、その後の展開がうまくいったせいもあるけど果ては航空会社にまで上り詰める、その原動力になったのがたった一枚のホラー映画のサントラなわけだからこれは凄い。

だけど、ホラー映画のサントラ、という意味で言うと、そのチュンブラベルズより数段goblinの方が「らしい」気がする。 音を聞いてるだけでぞくぞくわくわくそわそわむずむず、体が小刻みに動いてしまう、そんな音を出さないと一流のホラー音楽にはなりえない。

ダリオ・アルジェントとコンビを組んでホラー映画の音職人と化したgoblin、サスペリア2は本国イタリアのチャートでは200万枚を超えるヒットになっている。 今聞いても充分あの音楽でまた新たなホラー映画が作れそうなくらい想像力をかきたてられるメロディだ。 

その、サスペリア(1&2)やファノミナ等、おなじみの映画はともかく、結構なんだこれ?と思うような映画も一杯出てて、それらもだいたいgoblinが担当してるアルジェント監督作品(たとえば:
ビヨンド・ザ・ダークネス嗜肉の愛<BUIO OMEGA>、
スパイ・コネクション<NOTTURNO>、
スリープレス<NON HO SONNO>、などね。
そして残念なことにこのアルバムにはGoblin最高傑作のひとつ「ゾンビ」が1曲も入ってないのだぁ(アルジェントのイタリア版のみgoblin、アメリカ版は違うみたい)。そういえばこれ、ちゃんと見たっけ?? 他の奴もそうだけど、あまりに古くて見たのか見てないのかすら忘れている。嗚呼サスペリアも見返したい。もっと、もっと血を~~~!!!
by overrising | 2006-07-16 21:54 | music : UK/US以外の国