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音古痴新 overrising.exblog.jp

音楽中心に


by overrising

ポチャカイテ・マルコ live @江古田buddy

以前から噂には聞いていたバンドを見に行った。正直に言えばメンバーに大昔の知人がいたのだ。並んでいると本人(メンバー、ちなみにベースの人)が来ていきなり「おめーふけたなー!」と言い放った。
その時私は「オマエモナー」という2ch用語が頭を過ったが、久々の相手にネラーだと思われるといやなので言わなかった(だってネラーじゃないも〜ん、逝ってヨシヒコなんて言わないも〜ん)、っていうかおまえは変わらなさすぎだろ、いろんな意味で。だいたいそのTシャツ、20年前も着てなかったか??

それは兎も角、私は夕べかなりバッドだった。まず先週後半は仕事が忙しくて毎日終電近く、当然寝不足だ。その上鼻がおかしくなっていて金曜はついに鼻をかんだら血が出てきた。それで土曜の朝に耳鼻科に行ってみると、なんと「ばい菌が奥に入って蓄膿です、全治1ヵ月」。ち、チクノウ?? この・わ・た・く・し・がぁ??? ちくのうという名前は「ぢ」に次いでカッコ悪い病気だと思っていた。私がぢだとかちくのうだとかみずむしだとか、いや〜〜、あり得な〜〜いっ!!! そしてもらった薬が「飲むと眠くなります」、いや、そんなもん飲まなくたっていつでも眠いんですけど。なんだよ、ふざけんなよ、と無意味にこっそり怒り爆発。でも勿論医者にはニッコリしといたけど。

そんな状態で、しかもバンドの音は聞いた事なかったし(同行者に「どんな音?」って聞いたら「まぁチェンバーロックだよ」と言うので)、延々サムラママスマナみたいだったら絶対寝るな、と思っていた。しかも椅子・テーブル付き、ゆったり見れるライブハウス(どうも普段はジャズをやってるらしい、こんな所滅多来ないからちょっと不思議)だったし。

さて今回はゲスト付き、それがベリーダンサーとアジアン民俗音楽のパーカッショニスト。ベリーダンスって棒の下を反って通るんだと思っていたら違った・・・。激しく(動きも衣装も)なったインド舞踊だった。動くとちゃらちゃら鳴るのがとってもインドっぽい(あくまで私の感想です)。「民俗音楽っぽい」と紹介されていた部分は「アジア」ものだと言うけど、私には耳馴染みがあった。「アジア」だというのに(しつこい)なんかヨーロッパっぽいのだ。ハルモニア・ムンディ?? アトリウム・ムジケーみたいな音に近いと思った(あくまで私見です)。つまりハイドンやヘンデルとグレーテル以前の音と近いように思ったのだ。つまり(今日の私はしつこい)もしかすると近代音楽以前ってどこも同じようなものだったのか?? そう考えるとハイドンやヘンデルとグレーテルは凄い偉い人なんだろうな、実際それ以降の音楽はバッハからもっと複雑になって行って、ワグナーやマーラーが退廃な旋律を奏で、ストラビンスキーが庶民を扇状し、プレスリー(これは流石によく知りませんが)が女どもを焚き付け、ビートルズが世界を制覇し、そして21世紀に突入して、でも実際音楽の違いとしては古楽と近代以降程凄い差はないもの。

で、肝心のぽちゃ本体の演奏は、Udu WuduやAttahkの頃のmagmaに近い。最初はツイン・キーボードだったそうだが、2枚目のアルバムからリードがバイオリンになっていて、この人(結構有名らしく大変御活躍中です)がかなりイイ。ロックでバイオリンっていうと、ロックウッド(ジャズとしての方が有名?)とかデビッド・ローズとかマウロ・パガーニとか、もっのすごく最近だとyellowcardなんてパンクバンドもバイオリンをフューチャーしててかっこいい、とかいろいろあるけど、強いて言えばエディ・ジョブソン系かなぁ。2部構成だったけどだんだん盛り上がるって感じで後半はかなり良かったです、眠気も吹っ飛んでたし。キーボードがピアノメインな音だったのも個人的にツボです。

なんかどうしても目が行くのは海外になっちゃって、日本のバンドって何かの機会がないと目が行かないけど、たまには探してみるもんだなぁ、みたいな気がしましたよ。楽しかったです、また行くね>桑原君。
by overrising | 2004-10-31 10:34 | 戯言