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音古痴新 overrising.exblog.jp

音楽中心に


by overrising

みーちゃんの独り言

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私はみーこ。去年の6~7月ころ生まれたみたいです。
夏のある日、兄弟と一緒に田舎の町外れの畑の真ん中に置いて行かれました。
お兄ちゃんの一人は真っ白で、人間たちが来ては「この子かわいい」と大評判ですぐに誰かに連れて行かれてしまいました。
もう一人のお兄ちゃんもやっぱりすぐに誰かに連れて行かれてしまいました。
私はそれからずっと一人で暮らしていました。
近くにあった自転車の荷台がちょうど良い場所だったのでそこで寝ていました。近所のおばさん達がたまにご飯をくれました。
猫好きなおばさん達は私を見て、「女の子だから貰い手がないのねぇ」と言っていました。
私は人間が大好きなので、誰か来ると走って行って甘えてしまいます。中には意地悪なおばさんもいます。でもたいていの人はやさしいです。
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畑のすぐそばに大きなおうちがあって、そこにはおばあさんが一人で住んでいます。
そのおばあさんはあんまり猫が好きじゃないみたいで、私に近づいてはくれません。
そのおばあさんの世話をしに時々来るヘルパーのおばさんが猫好きで、いつも優しくしてくれます。私はそのおばさんが大好きです。
あとそのおばあさんの親戚のおばあさん達が遠くからときどきやってきます。とうきょうってところから来るらしいです。
そのおばさんも猫好きで、いつも心配してくれます。
11月の末くらい、突然寒くなって私はふるえていました。そのときヘルパーのおばさんが、私を猫好きじゃないおばあさんの家に連れてきてくれました。とうきょうに住むおばあさんたちが、「こんなに寒くなって子猫が死んじゃうから家で飼ってあげて」とお願いされたんだそうです。ヘルパーさんからもずっとお願いされていたみたいです。ヘルパーさんは家にもう大きな猫が何匹かいるのでこれ以上飼えない、でも世話は手伝うと言ってるみたいです。
それから病院に行ってけんさとか、よぼうちゅうしゃとかいっぱいされました。
私は病院もほかの家も平気です。でも車は怖いです。またどこかにおいていかれてしまうかもしれないと思うので、「おいて行かないで、知らないところに一人で置き去りにしないで」と大声で叫んでしまいます。
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おばあさんは私のことをあまり触りたがらないけど、でもいろいろお話してくれます。ご飯ももらえるし、暖かいところで安心して過ごしています。
お正月はとうきょうから猫好きおばあさんが、それ以上に猫好きおばさんをつれてきました。
おみやげにポールの爪とぎをくれました。楽しくてずっとカリカリしました。良い匂いがするのでいっぱい舐めたら腰が抜けてしまいました。
おばあさん達はみんな大笑いしてました。「あぁ、またたび初めてだったのね、こんなに酔っ払っちゃうのね~」
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東京のねこ大好きおばさんは、私の尻尾が可愛いと言ってます。いっぱい触られちゃったけど、触られるのはうれしいんです。こんなに人間好きで変な猫、って言われてます。
今はみんな帰ってしまい、おばあさんと二人で静かです。
ヘルパーさん早く来ないかな。
私は今、夜中になると外で男の猫たちから誘われています。それに答えるとうるさがられます。
こんどのどようび、しゅじゅつするそうです。そうするともう男の猫たちの誘いが気にならなくなるみたいです。そうしないとまた私のように怖い思いをする猫が増えちゃうみたいです。
よくわからないけど、病院にいくときまた車に乗せられるのはこわいです。でもヘルパーさんが「大丈夫よ」と声をかけてくれるので、ちょっとは安心できるんです。
早くヘルパーさん来ないかな。
by overrising | 2011-01-04 21:56 | ねこ