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音楽中心に


by overrising

やっと見たぞ〜  『恋愛睡眠のすすめ』

去年から待ちに待った映画、やっと見てきました。う〜〜、目の保養!! もう100年位買ったことなんてないパンフレットまで買っちゃったんだから、私の気合の入れようがわかるだろう。
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それにしても映画館の中に入ると女、女、女、蛇ニーズのコンサートでもここまで女だらけってないですよ(この映画館にはレディスディはないので安いから来たわけじゃないのだ)。たいていは一人、または二人組、しかも隣の二人組の話が聞こえて来たんだけど片方は「寝ちゃうかも」と言っていたので多分付添い。2/3くらいの女性はひたすら「がえるたん」を見に来ているに間違いない!!

肝心の映画ですが。 とにかく映像はもう綿飴のように甘くてふわふわ。 絶対DVD出たら買って環境音楽のようにつけっぱにしておきたい。 全編異様なまでに可愛いがえるたんを堪能できます。

ただ内容には色々ある。 この監督、若い女の子にわざと鄙猥な事を言わせて喜んでるタイプかなぁ? なんでそこでそんな台詞? と思う結構下品な内容の会話とか多い。 あと相手役のシャルロット・ゲンズブール、なんか子供なイメージがあったけどそれは昔だったのね。 どう見たってがえるたんより一回り以上年上。 ちょっと女の子、と言うには・・・。 友達役の女の子はいかにもパリジャンっぽくて可愛かったのに、シャルロットはなんだか皺々でおばさんチック。 残酷だけど似合ってない。

あと私はわかっちゃ〜いたけど自分の先入観の凄さに涙。
まずがえるたん。 彼を知って始めて「メキシコにも美少年(美青年)がいること」に気がついた。 そりゃあ一定の人数がいればその中には美形もいるに決まっているけど、私にとってメキシコ人とは「ポンチョ着てソンブレラ被ってサボテンの隣でテキーラ抱えた髭のはえた小太りのおっさん」なのだ。 それじゃ外国人が「日本人はみんな武士と芸者」と言ってるようなもんなんだろうけど、イメージなんだからしょうがない。
この映画の中でがえるたんは英語と仏語を話すのだけど、仏語を話しているときのがえるたんがめっちゃ萌。 ここで私最大の先入観バリバリの欲求、「フランス人はコケティッシュで仏語を可愛く喋ってくれなきゃいやん」が満たされる。 嗚呼、がえるたんみたいな人が本当のフランス人の(私の)予定なのに。 始めてパリに行った時、私はわかっちゃいたけど私が理想に思っていたコケティッシュ(この言葉がとても重要だったりする)でひらひらふわふわした感じのフランス人がいぱ〜〜い、なんて所はどこにもないっ!! ということを嫌というほど理解したはずなのに、それでもまだ頭の中では「理想の仏国」がぷすぷすと火事のあとの布団のように、もう消えそうなのにやっぱり消えずにくすぶり続けているのだ。 私にとってがえるたんはパリ生まれのフランス人なのだ、だからこの映画の撮影がパリである事も物凄く萌なのだ、他の都市じゃダメなの、萌えないの。

それにしてもこの話、がえるたんだから「きゃあ可愛い、たまらん」と思うけど、もし違う人だったら・・・。ただの夢遊病者(おまけに変質者で住居不法浸入のストーカー)の妄想男じゃないか。 こういうのって現実にはどうせ超●佐位●な奴しかおらんよ。 あぁ、私も早く現実をもっと直視せねば・・・。 と思いつつこういう映画で非現実に浸って抜け出せないのよねぇ。。。。
by overrising | 2007-05-10 12:59 | 映画